近年、新しい埋葬方法として注目されている「樹木葬」

樹木葬見学レポート 真光寺

    

樹木葬見学レポート 第一弾
千葉県・真光寺
市原悦子さんが選んだ
「自然にかえる」樹木葬

都市部で公園タイプ(ガーデニング型・シンボルツリー型)の樹木葬墓地が増える一方、東京都近郊からアクセスしやすい里山型の樹木葬墓地を探す場合、千葉県袖ケ浦市にある真光寺は選択肢の一つになるのではないでしょうか。

「自然にいきる。自然にかえる。」を合言葉に、かつて緑豊かな里山だった寺周辺の里山再生を目指すことからはじまった真光寺の樹木葬。

樹々や草花に囲まれ、女優・市原悦子さんが夫の塩見哲さんとともに眠ることで知られ、ペットといっしょにお墓に入れることでも人気を集めている真光寺。東京駅から片道約1時間のバス見学会に参加し、自然豊かな樹木葬を訪ねました。

弘治2年(1556年)開山。名刹・真光寺の樹木葬

千葉県袖ケ浦市に位置する山寺、瓦谷山真光寺。室町時代後期の弘治2年(1556年)、鷹山厳召大和尚により開山され、450年を超える長い歴史を持つ曹洞宗の寺社です。

元来、真光寺周辺は豊かな自然を育む里山でしたが、昭和の高度成長期、バブル時代を経る中で竹林に覆われ荒廃していました。

1996年(平成8年)より、檀家の方々や学生を中心として、里山再生をするための植樹整備を進めていき、2005年(平成17年)に永年の環境保全を目指す樹木葬墓地が誕生しました。

房総半島の山に自生する樹木を中心に植樹し、付近の森と連なる里山に戻していくことを目的とすることから、樹木葬本来の「自然の中で土にかえる」という思いを実現することができる樹木葬と言えるでしょう。

東京駅発・千葉駅発のバス見学会

「実際に足を運び、目で見て体験していただきたい」という思いから真光寺の樹木葬では、気軽に参加できるバス見学会が開催されています。

コロナ禍では少人数での運行となり、換気などの感染症対策も行っているため、安心して参加することができます。

個人で参加の場合にも、事前予約をすればJR袖ケ浦駅や高速バスの袖ケ浦ターミナル駅から自動車で送迎もしてくださるそうです。随時、車での参加も受付中です。

豊かな自然と澄んだ空気の中、同じ目的を持つ方たちといっしょに語り合いながら見学するのも楽しいものです。

※真光寺「樹木葬 見学会バスツアー」の詳細はこちら

※個別見学のお申し込みはこちら


アクセス情報

交通アクセス情報はこちら

〇車でのアクセス

所要時間:東京駅から約60分 千葉駅から約40分

「姉崎袖ヶ浦」ICから5km

〇電車でのアクセス

JR内房線 袖ヶ浦駅

所要時間:東京駅から約75分 千葉駅から約30分

袖ヶ浦駅から送迎有 ※要事前予約

〇高速バスでのアクセス

◇東京方面の方

袖ヶ浦バスターミナル・木更津駅行き

のりば:JR横浜駅、川崎駅、品川駅、新宿駅

降車地:袖ヶ浦バスターミナル

袖ヶ浦バスターミナルから送迎有 ※要事前予約

◇千葉方面の方

安房鴨川駅行き「カピーナ号」

のりば:JR千葉駅

降車地:東京ドイツ村停留所

東京ドイツ村停留所から送迎有 ※要事前予約


自然の中で土にかえる樹木葬

真光寺の墓苑には、専門家による植生計画に従い、染井吉野、大島桜、山桜などの大きな桜の木をはじめ、クヌギ、コナラ、カエデ、サザンカなど、房総の自然環境に合わせて多種多様な樹木が植えられています。

2005年の開設から15年以上が経過し、苗木として植えられた樹木も大きく育ち、美しい花を咲かせる景色を見られることも、里山ならではの楽しみなのではないでしょうか。

森の苑 1区画80万円 (永代供養、戒名など含)

伽藍を見下ろす山全体が「森の苑」で、約1坪の区画に家族何名でも埋葬可能です。
区画代表者が1人80万円、2人目以降の家族は1人40万円で利用することができます。

各区画には、目印として名前が刻める小さな石碑(縁の碑)が設置されおり、6名まで名前を刻むことができるそうです。

永代供養、戒名、位牌、墓苑管理費なども樹木葬の費用一式に含まれている点はわかりやすいと感じました。

桜の苑 1区画50万円 (永代供養、戒名など含)

森の苑の一画に位置する合葬墓が「桜の苑」。
大きな石と美しい桜がシンボルとなります。

真光寺 樹木葬墓苑の詳細はこちら

女優・市原悦子さん夫婦も眠る「森の苑」

私が真光寺の樹木葬を知ったのは、女優・市原悦子さん(享年82)が、演出家の夫である塩見哲さん(享年80)とともに眠るという記事を読んだことがきっかけでした。

東京近郊で樹木葬墓地を探されていた市原悦子さんが、千葉県内を中心に数ヵ所の樹木葬墓地を回られて選んだのが、自然豊かで都内からもアクセスしやすい真光寺だったそうです。

墓標となる縁の碑のまわりには、色とりどりの花が植えられていました。
好きな花を植えて、墓碑を彩れるのも真光寺「森の苑」ならではです。

市原さんの戒名は「遊戯悦楽信女(ゆうぎえつらくしんにょ)」。女優人生を楽しんだという意味が込められてるとのことでした。
戒名は費用一式に含まれており、住職とともに自身の戒名を考える「戒名を考える会」も人気のイベントになのだそうです。

ペットと同じお墓で眠ることができる

ワンちゃん、ネコちゃんをはじめ、ペットを家族の一員と考える人が増えるなか、動物を区別することなく、同じお墓に入れることは真光寺の樹木葬が注目されるひとつの契機となりました。遠くは沖縄や東北から千葉まで訪れて、契約される方もいらっしゃるのだとか。

常識的な範囲であればペットの埋葬数に制限はなく、「森の苑」を契約している方の場合、追加費用は不要でお気持ちのお布施をいただいているとのことでした。

「ここは元々、タヌキやイノシシ、モグラ、虫など様々な生物が暮らし、死に、土にかえってきた里山でした。だからこそ、人と動物を分ける必要はないと考えています」
当日、説明してくださった真光寺の方のお話も印象的でした。

真光寺には、ご住職・岡本和幸さんの奥様である貴久代さんが世話をするネコちゃんたちも暮らしています。

ぽかぽかと天気が良い日には、樹木葬墓地をおさんぽしたり、おひるねしたりする可愛らしいネコちゃんたちに出会えることも。

都内からもアクセスしやすい里山型の樹木葬

大別すると「都市型」と「里山型」に分けられる樹木葬。真光寺のような里山型の樹木葬の魅力は、「亡くなってから土にかえり、里山を彩る美しい自然の一部になっていく」という、自然との一体感にあると思います。

里山再生という挑戦からスタートした真光寺の樹木葬も15年以上が経過し、2021年現在、第四期の募集がはじまっています。第四期の募集が埋まれば、新規の募集は終了とのことですので、首都圏で樹木葬を検討されている方はぜひ見学会に参加されてみてはいかがでしょうか。

真光寺の詳細はこちら

真光寺ウェブサイトはこちら

【住所】 千葉県袖ヶ浦市川原井634
(東京駅から約一時間/送迎あり:要事前予約)
【費用】 80万円〜(森の苑)
【特徴】 明るく隅々まで管理の行き届いた墓地である
樹木葬