今注目の樹木葬。いろんなスタイルが増えてきていて、「樹木葬が良さそうだけどよくわからない」といった方のための情報サイトです。
樹木葬ニュース(編集部が注目記事をピックアップ)
2023.5.6 「樹木葬」購入率50%突破の裏側樹木葬の種類
樹木葬は1999年、一関の知勝院でスタートしました。里山保全と墓地を一体化した画期的な方法でした。地方にも関わらず大人気を博したこの方法。すぐに後発の「樹木葬墓地」が各地域で誕生することになるのですが、その方法や目的はあまりに多様化していて、近頃は「これが本当に樹木葬?」と首を傾げたくなるようなものも出てきてしまいました。
このサイトでは登場する樹木葬を樹木葬研究の第一人者、北海道大学、上田裕文准教授がまとめた「こんな樹木葬でねむりたい」(旬報社)で紹介されていた樹木葬の4つのタイプ分けに従ってわかりやすくご紹介していきます。
4つのタイプ
- ①里山型
山林をそのまま、あるいは間伐した土地を墓地として利用する方法
- ②樹林型
山林ではない場所に墓地の運営の結果、植樹を行い将来的には樹林を目指す方法
- ③ガーデニング型
西洋型の墓石の周囲に花壇などをあしらい、樹木葬と呼ばせるもの
- ④シンボルツリー型
一定の敷地を共同墓として、そこに一本から数本シンボルツリーを配置するもの
タイプ別の特徴
①里山型![]() |
②樹林型![]() |
③ガーデニング型![]() |
④シンボルツリー型![]() |
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交通アクセス (都心に近い順) |
★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
価格 (申し込みしやすい費用) |
★★ | ★★ | ★★ | ★★★ |
自然度 (よりナチュラルな順) |
★★★ | ★★★ | ★ | ★ |
【地図のアイコンの説明】


樹木葬見学レポート

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