これまで神戸市立墓園では、子や孫が代々引き継いでいくことを前提とし、期間を定めず墓地の使用許可を行い、使用者による墓石の設置・管理を行う形態の墓地を供給してきました。
しかしながら、家族形態の変化などにより、2015年度(平成27年度)以降、いわゆる墓じまいなどにより返還される区画数が新たに使用を許可する区画数を上回る状況が続いています。また、2018年度(平成30年度)より供用を開始した鵯越合葬墓では、毎年1,300~2,000件程度の使用許可を行っており、承継を前提としない墓地のニーズが高まっています。
さらに、近年は「樹木葬」と言われる墓地のニーズも高まっており、2023年(令和5年)4月に提出された「神戸市立墓園のあり方を検討する有識者会議」報告書でも、承継を前提とせず、自然回帰志向に応える墓地の整備について提言があったところであり、また本市が2024年(令和6年)1月に実施したインターネットアンケートでも、6割以上の方が樹木葬の利用意向があるとの結果が出ました。
引用元 https://www.cl-shop.com/citylife/ichihara/2024/10/10/48956/ *冒頭の写真も同じ引用元
このような状況を踏まえ、山林の形状を生かした新たな墓地の形態である「樹林葬墓地」を整備します。
「樹林墓地」とは「樹木葬」とは少し違うニュアンスですね。この言葉は、東京都が2012年に都内での公営霊園初の樹木葬を、小平霊園で手掛けた時に用いた用語です。
神戸市が、各自治体が造る樹木葬の先行事例を検討しながら、新たな樹木葬を、歴史ある鵯越(ひよどりごえ)の地に作ったのは大きな意図を感じます。
要望が高まる樹木葬に対して、1年あたり80体と少なめに限定している募集数が、関西地域の樹木葬に対して、どのような変化と影響を与えるのか・・・注視していきたいと思います。