日本アルプスへの眺望が素晴らしい樹林葬墓苑
境内の裏山といった雰囲気の小高い山のヒノキ林を伐採して墓地にしてある。
放置された二次林を活用する目的で樹木葬墓地として運営している。里山型ではあるが、墓地にはしだれ桜以外の樹木はない。樹木葬に実績のある設計者が関わっているらしく、時間をかけた植物の変化がプログラムされている。(洞岩寺では樹林葬と呼んでいる。)
開けた墓地は日本アルプスへの眺望がとにかく素晴らしい。かつて山城に利用されていたというのも納得。荒廃した二次林の利用を考えたという意味では要注目の樹木葬である。
住所 | 長野県下伊那郡豊丘村神稲1370 |
費用 | 個別 1人目50万円 2人目以降20万円 全416区画 ペット埋葬2万円 継続した費用:なし |
特徴 | 眺めが良い。通夜・葬儀・法事等、全てのご供養を執り行うことができます。ペット:飼い主と同一区画に埋葬可能 |
交通アクセス
JR市田駅からは徒歩圏であることはポイントが高い。飯田市からも車で25分と里山型としては好条件。大都市圏からは高速バスが高森バス停まで出ている。名古屋からは2時間以内。
将来的にはリニア新幹線が開通、飯田近辺に駅が建設される見込み。
墓地の形状と目印
洞岩寺樹林墓苑は丘陵を生かした形状で、埋葬のための地下施設はない。
1区画は間口1.2mx奥行き1.2m 。家族で使用可能で人数制限はない。区画は芝生に覆われている。目印として18x18センチの使用者の名前を刻印した石碑を設置する。
埋葬
区画内の中心箇所に係員が専用スコップで穴を掘る。直径30センチ、深さが60センチほど 遺骨を収骨容器から取り出し、木綿製の布に包んでから埋葬する。
ペットを同一区画に埋葬できる。
樹木と管理
墓地は開けていて、周辺の木々意外に樹木はしだれ桜のみ。全体に芝生と排水のための砂利がある。開園したばかりなので、これからの変化に期待。管理方針には2070年までは墓地として専一に管理され、以降は境内の山として鎮守の森を目指し管理していくと示されている。
墓参
宗教不問ではあるが、墓地、境内で他宗教の祭事はできない。
その他、通常の墓参りは自由。
使用権
使用権は33回忌だが、遺骨はそのまま安置される。
供養
洞岩寺による永代供養が費用に含まれる。その他、葬儀、法事など通常の寺院として利用できる。
その他
ここはとにかく眺めが良い。墓地に設置されている「坐禅石」に腰を掛け、日本アルプスを眺めているとそれだけで時間がたつのを忘れそう。日本アルプスと一体化した自然観に身を任せていける、そんな安心感がある。山が好きな方にはうってつけの方法かもしれない。
住職は若く、いろいろなことにチャレンジしていてユニーク。
地域の花火大会が良く見えるそうで、そうしたお祀りや花見祭など、いろいろな企画を考えているとのこと。新しいことにチャレンジしつつ昔からのお寺の良さも忘れない洞岩寺の今後に期待。
洞岩寺の口コミレビュー