日本初の樹木葬。自然の里山を生かした里山型の墓地「知勝院」
知勝院は、日本で最初に樹木葬を取り入れた墓地として知られています。
里山型樹木葬として、自然豊かな墓地が美しく、人工的に作った公園型や散骨、合同墓(合葬)の墓地とは異なります。
住職自身が生物や植物に対して造詣が深く、地域の生態系保全の活動や環境教育の取り組みも行っていますので、こうした理念に共感できる方にはオススメの樹木葬墓地です。
知勝院の墓地は個人墓であり、遺灰を直接埋葬し、指定された花木から選んで埋葬地の上に植樹するといった埋葬方法です。遺骨の引き取りサービスもあり、親族がいなくても安心です。
しかし、自然の雑木林をそのままを利用しているため墓地のインフラとしては粗野な部分もあります。また所在地の交通アクセスもあまり良くないので利用される場合には注意が必要です。
住所 | 岩手県一関市萩荘字栃倉73-193 |
費用 | 50万円(使用料) |
特徴 | 自然の雑木林をそのまま利用しているため自然豊かであるが粗雑な部分もある |
日本で最初の樹木葬墓地
知勝院は、日本で最初に始められた樹木葬墓地としてその名を知られています。雑木林づくりと墓地が合体した、散骨ではない新しい形の自然な埋葬方法として、1999年に樹木葬が始められました。
知勝院は、里山型の墓地形態であり、自然豊かな里山がとても美しいです。
人工的に作られた公園型や散骨、合同の墓地などとは異なっており、そのままの自然を感じることができる樹木葬墓地です。
樹木葬墓地がある里山は海抜200m〜220mで、すぐ北側には久保川が流れています。
この地域は自然が大変豊かであり、多種の植物が作り出す景観が優れているだけでなくキツネやイタチ、カモシカやリス、オオタカやハヤブサをはじめとする様々な生物が息づいていることも特徴です。
住職自身が生物や植物に対しての造詣が深いこともあり、地域の生態系保全や環境教育の取り組みも行なっていますので、安らぎの自然再生に関心のある方にはオススメの樹木葬墓地です。
遺骨の引き取りサービスも行っていますので親族がいなくても安心です。
指定された花木から選んで埋葬地の上に植樹できる
知勝院は一般の墓地と同じように、一定の面積を墓所として使用することができます。
継承者が続けて使用することも可能となっていますが、もしも継承者がいない場合はそのまま永続的に埋葬されずに保護されるシステムとなっています。
一般墓地との相違点としては、墓地には人工物を一切設置できないこと、カロート(納骨堂)も設置できないことや、また里山を保全することを重視しているため線香などの火気の使用が禁止されていること、供物は供養後すみやかに片付けなければならないことなどが挙げられます。
知勝院では墓石の代わりにヤマツツジ、エゾアジサイ、バイカツツジ、ウメモドキ、ナツハゼ、ガマズミなど墓地の環境に合った低木類から花木を選び、埋葬地の上に植樹をすることが可能となっています。樹種によっては場所が限定されてしまうので予め相談しておきましょう。
宗教を問わずに埋葬することができる
知勝院では、宗教を問わずに埋葬することが可能となっており、年に一度あらゆる宗教で合同の供養会が行われます。
使用料は50万円、年会費は年8千円であり、墓地に2体目以降埋蔵する場合は1体につき10万円の費用が必要となります。
12月上旬から翌年清明節の日(おおむね4月5日)の間は見学会を行なっていません。
墓参は通年可能ですが、積雪期間は除雪の都合から事前に連絡が必要となっています。
墓地内への立ち入りは9時30分から16時まで。ペット等の墓地内への同伴は禁止されていますので、寺務所で一時預かりとなります。
知勝院を利用するデメリットとしては、自然の雑木林をそのまま使用していることから墓地のインフラとしては粗雑な部分もあることや、交通アクセスもあまり良くないことが挙げられます。
所在地も岩手県一関市と、都心部や南の地区からは遠くなってしまうことも注意が必要です。
お寺の紹介
長倉山 知勝院
日本初の樹木葬と取り入れたことで有名な知勝院。お寺周りの風景や動植物などの写真をアップするなど、ちょくちょくブログ記事を更新していたりするので、雰囲気などを知りたい方は一度ご覧になってください。
住所:岩手県一関市萩荘字栃倉73-193
電話:0191-29-3066
知勝院の樹木葬の詳細情報
概要概要
知勝院(経営主体:宗教法人 長倉山知勝院)
タイプ:里山型 個別
アクセス:一関駅西方15km、車で約25分
施設:
費用:個別 50万円(使用料)、2体目以降は1体目につき10万円です。年会費8000円。
宗教:宗教宗派を問いません
休日:墓参は通年可能です。ただし、墓地内への立ち入りは午前9時30分から午後4時までです。冬期は積雪がありますので、事前に確認されることがよろしいでしょう(12月上旬から4月頃までは見学会もお休みです)。
ペット:
全体の雰囲気
知勝院は、日本で最初に始められた樹木葬墓地としてその名を知られています。雑木林づくりと墓地が合体した、散骨ではない新しい形の自然な埋葬方法として、1999年に樹木葬が始められました。知勝院は、里山型の墓地形態であり、自然豊かな里山がとても美しい樹木葬です。
人工的に作られた公園型や散骨、合同の墓地などとは異なっており、そのままの自然を感じることができる樹木葬墓地です。樹木葬墓地がある里山は海抜200m〜220mで、すぐ北側には久保川が流れています。
この地域は自然が大変豊かであり、多種の植物が作り出す景観が優れているだけでなくキツネやイタチ、カモシカやリス、オオタカやハヤブサをはじめとする様々な生物が息づいていることも特徴です。
住職自身が生物や植物に対しての造詣が深いこともあり、地域の生態系保全や環境教育の取り組みも行なっていますので、安らぎの自然再生に関心のある方にはオススメの樹木葬墓地です。
交通アクセス
一関駅の西方15kmにあり、車で約25分の距離にあります。公共交通機関でのアクセスはあまり良くないですので、タクシーや自家用車の利用をお勧めされています。定期的に見学会を開催していますので、はじめて訪れる方は参加されることがよろしいでしょう。
墓地の形状と目印
「花に生まれ変わる仏たち」を樹木葬墓地のコンセプトにしていることでも有名で、埋葬地を示すものとして、ヤマツツジ、エゾアジサイ、ウメモドキなど、墓地の環境に合った低木類から選びます。一方、雑木林の再生を目指しているため、墓石、カロートなどの人工物は一切設置を禁じています。
埋葬
半径1メートル以内の円内に、穴を掘って埋蔵します
墓参
宗教不問ではあるが、墓地、境内で他宗教の祭事はできない。
その他、通常の墓参りは自由。
使用権
継承者が続けて使用することが出来ますが、継承者がいなくても改葬されることはなく永続的に保護されます。
本ページは、知勝院公式ホームページを参考に作成しました。
知勝院の口コミレビュー