樹木葬でのお供え物の注意点

樹木葬でのお供え物の注意点
樹木葬でのお供え物の注意点

樹木葬は一般の継承墓と同じようにお供え物をすることができるのでしょうか。
お墓の形も違うので、どのようにお参りすべきなのか迷います。
しかし樹木葬を管理している管理者に本来は確認してからお参りすると失敗がありません。
そこでここでは樹木葬でのお供え物の注意点についてご紹介します。
まずは樹木葬のお墓参りの方法を説明し、その後お供え物について解説します。

樹木葬のお墓参りについて

里山型の樹木葬は自然深い山里の中にあるので、場合によっては目印になるお墓の樹木が探せないということもあります。
本来は自然に還りたいという希望なので、これはこれでよいのかもしれません。

しかし自然とはいいつつも、里山タイプでも注意すべきことがあります。
そして樹木葬の多くは宗教宗派不問のとしているので、通常のお墓のような宗教的儀式や作法などは強制されることがありません。
それぞれが好きな方法でお弔いをすればよいだけです。
故人を偲び、供養をする気持ちを持ってお参りしてください。

里山型樹木葬のお参りで注意すべき点

〇服装

樹木葬の里山型の墓地は、山深い場所にあります。
都会からは離れている場所にあります。
そのため、お墓参りの際には靴は歩きやすいスニーカーや登山靴を用意しましょう。
山の斜面が墓地にないっているというタイプもあります。
そのため山登りをするという意識を持ったほうが間違いありません。
そして服装などは汚れても良いものにしておきましょう。

〇持ち物・事前準備

山の斜面に墓地があることも多いため、登山にいくつもりで準備をしておくといいでしょう。
また山登りに近いということはお参りする方は水筒などの水分補給ができるようにしておきます。
また売店もないので軽めの食事を事前にとっておくようにします。
実は食べ物が持ち込めないところも多くあります。

〇お参りの時期

また里山タイプの樹木葬はお参りの時期も気を付けます。
これは管理者から通達があるはずですが、どの程度の時期にするのか決められていることもあります(安全を考えて)。
そのためにお参りするには事前に日時を確認しておきましょう。
場合によっては事前予約を取る必要がある樹木葬墓地もあります(都会にある樹木葬墓地はこのタイプではありません。自由にお参りできます)。

里山型の樹木葬は、お参りの時間帯や日にちが細かく規制されていることがあります。
里山型の樹木葬は管理にかなりの手間がかかるので、無秩序に参列者に訪問されるとかなり混乱してしまうからです。
交通機関が近く通っていないことも多いため、送迎の予約などの手配を円滑に行うためでもあります。
また参りする時間帯もあまり遅くならないほうが良いでしょう。

樹木葬のお参りでのお供え物について

こうして樹木葬のある墓地にお参りするのですが、実は他の墓地と違う点がいくつかあります。

〇お焼香ができない
それはお焼香ができないということです。
後で都会や都会近くにある霊園タイプをご紹介しますが、山里タイプの樹木墓地はお線香がNGになっています。
これは山火事の危険防止として、お線香やろうそくを持ち込めないようになっています。
この場合のお参りは手を合わせてお参りするようにします。

〇花瓶を設置できない

またお水を入れて花瓶を設置するということもできません。
お花はそのまま土に倒すようにしてお供えしましょう。
そのまま土の上に手向けるだけでも十分です。

〇食べ物のお供え物に関して
そしてお供え物の中でも食べ物に関してですが、これは一般的な霊園やお墓でも持ち帰るか管理者にいただいてもらうか処分という方法が一般的です。

ただし山里タイプも霊園タイプもこの食べ物のお供え物は持ち込んでそのままにするのはNGです。
特に山里タイプは食べ物を持ち込まないという規定があるところもあります。
理由は山が荒れると同時に野生動物を寄せ付けないという意味もあります。
但し、管理する寺院や霊園によってそれぞれお供え物のルールがあるので事前に確認しましょう。

お参りするときは自分のお墓が分かるように目印を付けておく

自然と一体化した樹木葬だと、どの樹木がお墓か一見するとわからないこともあります。
そのため何か目印をつけるということも必要です。
海外ならナンバープレートのようなものが取り付けられることもありますが、日本の場合は管理規定によります(場合によってはそのままということもあります)。
わからなくなると他の方の墓地に手を合わせるということも出てきます。
何か目印をつけておくとよいでしょう。

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まとめ

樹木葬のお供え物は都内の樹木葬墓地でも同様に持ち帰ります。
これは一般の墓地でもよく見る光景ですが、樹木葬は個人墓ばかりとは限りません。
個人墓でもお焼香するところは一つということが良くあります。

また、お花も個別に飾ることができない場合も多くあります。
その意味からお供え物を持参しても持ち帰るように定めているところもあります。
このような規定や方法は管理する霊園や墓地によっても変わりますので、

勝手に判断しないで必ず確認するようにしましょう。

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