大阪・関西の樹木葬の3つの特徴

大阪や大阪市内では樹木葬が増えてきています。大阪の樹木葬の特徴をまとめてみました。大阪での樹木葬を探されている方のお役に少しでも立つことができればと思います。

目次

1. ガーデニング型で、石版の下のカロートに納めるタイプが多数派

樹木葬と聞いて、緑豊かな墓域を想像される方も多いことでしょう。

樹木の根本に、埋葬し、土に還る・・・。

「樹木葬」という言葉にはそんなイメージがありますが、880万人という人口を抱える大都市、大阪の樹木葬は実際は少しイメージが異なります。

大阪の樹木葬は、土中にお骨を直接埋葬するタイプではなく、一般墓と同様にカロートと呼ばれる地中の空間に、お骨や骨壷を埋葬するタイプが多くを占めています

そのため、納骨後13年や30年など一定期間が経てばお骨を取り出して永代供養墓に合祀するというな形態も多く見られます。

イメージと違ったということがないように、樹木葬をお考えの方は実際に見学されて、自分のイメージと合った樹木葬を選ばれることがよろしいでしょう。

2. 永年使用でき土に還ることができる樹木葬は少ない

1つ目の特徴である、カロートの中に埋葬するタイプの樹木葬が多いことと関連しますが、「土に還る」ことができる樹木葬は意外と多くありません。

ようやく近年になって、北摂地域など郊外の霊園を中心に、樹木葬という言葉のイメージに近い、樹木の根本に直接お骨を埋葬する樹木葬も見られるようになっています。

樹木葬をご契約される際には、永代で使用できるのか、有期限での利用(例:納骨後13年でお骨を取り出して合祀)なのかを確認することがよいでしょう。

3. 北部と南部は民間霊園の樹木葬区画が多く、大阪市内は寺院墓地の樹木葬が多い

2010年頃には大阪や関西地域でも数箇所しかみられなかった樹木葬ですが、2021年現在では20箇所近くの樹木葬が存在しています。

全国的な樹木葬人気に後押しされるかたちで、民間霊園や寺院墓地などに樹木葬区画を新設する霊園が増えています。

そのため、墓地の立地特徴と比例するように、比較的広域の民間霊園が多い北部と南部の地域では、民間霊園内の樹木葬が多く、寺院墓地が多く立地する大阪市内では、寺院墓地内の樹木葬が多い傾向となっています。

樹木葬区画の景観や、アクセスの良さ、費用面など大阪の樹木葬も、様々な選択肢が増えていますので、実際に見学したうえで、自分に合った樹木葬を選ばれることがよいでしょう。

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