近年、新しい埋葬方法として注目されている「樹木葬」

樹木葬の個別墓と合葬墓の違いとは?

    

樹木葬の個別墓と合葬墓の違いとは?

 

樹木葬には樹木を墓標とした新しいお墓ですが、実はそれには個別墓というものと合葬墓という2種類が存在しています。
実はこの二つは大きな違いがあります。
またそれによって利用料金も違います。
ここでは樹木葬の個別墓と合葬墓の違いについて解説します。
これから樹木葬を検討しようとお考えの方はぜひ参考にしてください。

 

 

樹木葬の合葬墓は他の人の遺骨と一緒に葬られます

合葬墓とは、他の人の遺骨と一緒に埋葬されるお墓のことです。
これは樹木葬に限らない概念です。
お寺の中に、観音様などの像がありそこに大きな供養塔が設置されているものがあります。
このような供養塔には、多くの方の遺骨が納められています。
これが合葬墓というスタイルの一種になります。
他の人の遺骨と一緒に祀られるお墓という意味です。

これ以外にも家族以外の墓地を管理する方(お坊さんや霊園関係者など)が供養をしてくれる永代供養墓と呼ばれるお墓も合葬墓の1つの場合があります。
ただし永代供養墓のなかには、個別墓(個人ごとのお墓)を設け、契約期間が過ぎたら合祀されるというものもあります。

これは、個別墓から合葬するような仕組みになっています。

 

樹木葬の中には、大きな樹木の周囲に他の人の遺骨と一緒に埋葬される方法もあり、このような埋葬方法も合葬墓の1つとされています。
ここでご紹介した合葬方法とは個別でお墓を作らず、複数の遺骨がまとめて埋葬されているスタイルを合葬と呼んでいます。
今までの主流だった個人墓の定義は、家族単位で使うお墓を指して、このような継承されるお墓は合葬墓という意味にはなりません。
しかし最終的には弔い上げというものが50回忌後にあり(これはお寺によります)、その後先祖霊として合葬してお墓はなくします。
その意味からも合葬というのは昔からある概念なのかもしれません。
そうした意味では継承墓である個人墓も、「家族と共に眠るタイプの合葬墓」なのかもしれません。

 

合葬墓と個人墓何の料金の違いとは

合葬墓と個人墓との大きな違いは合葬墓が先ほどの説明のように、他の方の遺骨と一緒に土や埋葬箇所に葬られることです。
しかし個人墓は樹木葬でも扱われていて、これは一人ずつのお墓があります。
樹木を植えるか納骨堂のようなタイプのものもあります。
最近では納骨堂のようなタイプは非常に人気があり、他の方の遺骨と混ざらないので取り出すことも可能になっています。

そのような個別にしてしまうと何が違うかというと利用料金(つまり価格)が違ってきます。

それは当然のことなのかもしれませんが、合葬墓にすると樹木葬なら公営墓地で10万円台から購入することが可能になっているものもあります。

一方で樹木葬の個人墓や夫婦二人というタイプを選ぶと100万円近くするものも登場しています。
ただしこれでも一般のお墓を設えることを考えると割安です。
しかも夫婦で利用したとしても、永代供養がついてきます。

 

一般的には墓石のある樹木葬タイプでなくても、合葬墓と呼ばれるタイプは50万前後の価格がします。
しかし樹木葬なら3万円という格安なものも登場しています。
また樹木葬の合葬なら10万円、20万円、30万円などと霊園や墓地によって多少の値段の差があります。
個別墓になるとたいていは30万円から50万円程度はするようです。

 

ただし個別墓も33年などの時期を迎えると合祀されてお墓自体はなくなります。
値段のお話ばかりして恐縮ですが、合葬墓は個人墓と違い手間がかからないという意味では料金設定が安めになっています。

 

合葬墓と個人墓は遺骨の納め方に違いがある

〇合葬墓

合葬墓は他の方の遺骨と一緒に祀られます。
そしてこの方法になると個人墓と違って納骨の方法に違いがでてきます。
個人の樹木葬のお墓でも、土に還るという意味で最後は自然に戻る方法が取られることもあります。
これは骨壺から取り出して布袋などに入れて納骨する方法です。

個人墓

また個人墓には骨壺のまま安置するという納骨堂方式もあります。
実はこの納骨堂方式は小さい墓石が設けられていることもあり、簡易墓石のように扱えるので非常に人気があります。

つまりどこに安置されているのか、どの墓標がお墓なのかがわかるので、霊園や墓地でも発売されるとすぐ完売してしまいます。
特に都会に近い霊園なら即完売というケースが非常に多いことです。
個人墓は後からきちんと誰の遺骨なのかがわかるように納骨していきます。
これは土でも骨壺のままでも一緒です。

 

余談になりますが、一般のお墓でも骨壺を納めるスペースがあるとは限りません。
継承墓でも袋に遺骨を入れて土に埋めることもあります。
そのためこの樹木葬の個人墓だけが特別ということではありません。

それに対して合葬墓では、多くの場合、他の人の遺骨と混じることなります。
後からすでに埋葬されてしまった遺骨を取り出せません。
この点ではいつかは個人墓を作る予定があるなら合葬墓にしないほうが良いでしょう。
しばらくどこかに安置しておくという考え方なら、樹木葬よりもむしろ納骨堂などのほうがはるかに管理は楽で後から取り出すことが可能です。

後のことを考えるなら樹木葬でもよく考えてお墓の種類を選ぶことをおすすめします。