近年、新しい埋葬方法として注目されている「樹木葬」

お墓じまいをして樹木葬に切り替えたい

    

お墓じまいをして樹木葬に切り替えたい

お墓を維持することに負担を感じている方や、

承継者がいないために将来が不安な方

が墓じまいを検討するケースが増えてきています

墓じまいをした後に遺骨を樹木葬する方がいます。

その社会的背景に触れた後、樹木葬の概要や利用上の注意点などをみていきたいと思います。

 

 

 

 

お墓の管理が難しい時代になってきた

先祖代々のお墓は墓石を備えており、寺院や霊園に建立されます
また墓地は墓地管理者に管理料を支払って使用権を得ているのが通常のやり方です。
しかし、昨今の少子高齢化の影響によって墓守をする人がいなくなってしまう現実があります

〇理由

もし、お墓を継承する人がいないと、数年を経て無縁仏とされ墓石は撤去、また遺骨は他の方のものと一緒に合祀されてしまいますので困ります
先祖代々受け継がれてきたお墓を自分の代で途切れさせてしまうのは忍び難いことでもあるからです。
なお、無縁仏が急増している情報は、各種メディアの報道やネット情報からも知ることができます。

お墓の承継者がいなくなることは生前に予想できることですので、生前に墓じまいをするなど終活の準備を進める方が増えており賢明な判断とも言えます

◆また、管理料の支払いを将来の遺族や子孫に負担させたくないと考える人も墓じまいに関心を寄せています
しかし、先祖代々のお墓が全くなくなってしまうと寂しいし困るという方のために、承継者が不要で費用を安く抑えることができる樹木葬が注目されています。

 

注目されている樹木葬とは何か

樹木葬とは自然葬と呼ばれるものの一つであり、散骨と並んで認知度が上がってきています
概要を以下にまとめていきますので参考にしてください。
また、散骨と比較した場合の樹木葬のメリットも合わせてみていきましょう。

・樹木葬の概要を知っておきましょう
無縁墓となることを避けるために、樹木葬への切り替えを選択するケースがあります。

樹木葬ならばお墓の承継者がいなくてもよく、しかも管理費用を安く子孫に迷惑をかけずにすむからです

また、桜の木や花を目印として周辺に遺骨を埋葬しますので、シンボルとなる木や墓標を頼りにお墓参りをすることが可能です
これならば従来型のお墓の代わりとして心の平安を得ることができますので違和感が少ない埋葬方法です。
しかも、遺骨をそのまま土のなかに埋蔵しますので、いずれ土に還ることになり自然葬の目的を果たすことになります。

・海洋散骨との違いとはどこか
海洋散骨は遺骨をパウダー状にして許可された海上に撒く供養の方法であり、自然に還すという意味では樹木葬と目的を同じくします。
◆しかし、遺族にとっては遺骨がなくなることや、お墓参りがしにくい等の点で寂しさを感じる方もいます

樹木葬であれば海洋散骨の欠点をカバーし、いずれ自然に還ることまでを両立することが可能

したがって、お墓参りする上で、明確に対象物が残りますので、残された者も心の平安を得ることができる点が海洋散骨とは異なる点です。

 

樹木葬された故人のお墓参りはできるのか

樹木葬のお墓参りやその際のマナー(供花や供物の取扱いなど)やその他の注意手に関してまとめていきますので参考にしてください。

・樹木葬でもお墓参りできるので大丈夫
法律上は樹木葬とはいえお墓として取り扱われますので、もちろんお墓参りをすることができます
したがって従来型のお墓から樹木葬に切り替えた場合であっても、大きな違和感を持つことなく受け入れられることでしょう。

ただし、墓守をしている方だけの独断でお墓の切り替えをしてしまうと、後に親族の間で揉め事が起こってしまうことも考えられますので、事前に関係者の承諾を得ておくことは重要です
やはり従来からのしきたりや伝統を重んじる方も、少なからず存在しますので新しい葬送のやり方に抵抗があるのはしかたがないことです。
樹木そのメリットや今後のお墓のあり方について、じっくりと話し合ってトラブルのないように話を進めていくことが肝要です。

 

・樹木葬のお墓参りの注意点とは
また、お墓参りの際には樹木葬に特有のマナーがありますので周囲の環境に迷惑をかけないようにお参りをしたいところです。
寺院や霊園内の専用区画ならば、比較的立地の良いところにありますのでお参りもしやすいでしょう。

また、里山型の場合は、頻繁に訪れることができないケースでは、埋葬箇所までの道が荒れて分からなくなってしまったり、アクセスが不便な立地の可能性があります

したがって、足腰の弱い高齢者には体力的に厳しいことになりますので注意しましょう。
供花することはできますが、自然環境保護を優先してビニールや包装紙を除いて樹木の根元におくようにするのがマナーです。
お参りを終えたら供物は持ち帰るのが一般的な対応です。

 

まとめ

従来型のお墓の維持が経済的な理由からできなくなったり、承継者がいない等の理由から墓じまいをして墓石を撤去する方が増えてきています
そのまま放置すると無縁墓となってしまい忍びないので、樹木葬に切り替える方がいます。

樹木葬は承継者がいなくてもよく管理費用も安くすむため時代にマッチした埋葬方法であると一般に認知されつつあります。