近年、新しい埋葬方法として注目されている「樹木葬」

樹木葬にして後悔することはあるのか?

    

樹木葬にして後悔することはあるのか?

 

現在、人生の終わりを意識し始めた方が前もってお墓や葬儀などを準備する「終活」が活発に行われるようになりました。
まだ生きている内にお墓や葬儀の形態などを決めることで亡くなった後に自分の希望通りに弔ってもらえるだけでなく、ご遺族の負担を最小限にすることができます。

 

 

近年では樹木葬が人気!

従来の葬儀の形態は墓石を購入してお墓とするものがほとんどでした。
しかし、近年では墓石の代わりにシンボルとなる樹木を建ててお墓とする樹木葬と言われるものが人気となっています。
また樹木葬は宗教や宗派を問わないところが多く、さらに個人のお墓なので後継者の心配もいりません。
そのため新しいお墓の形態としてかなり注目されています。
そこで「私も樹木葬を選びたい」と考えている方も多いでしょう。
ですが少し気になることがあります。
それは「樹木葬にして後悔しないか」という点です。
果たしてそのようなことがあるのでしょうか。

 

人によっては後悔することもある!

結論から言うと、ケースによってはご自身やご遺族の方々の中にはどうしても後悔してしまうことがあります。
では、どんな時に後悔するのでしょう。

①墓石を建てないことでご遺族が後悔する
基本的に、樹木葬を行うケースは生前からご本人の意志により実行したということが多いです。
しかし、いくらご本人の意志とはいえ亡くなった後に墓石を建てないことによる一抹の寂しさや後悔を感じてしまうご遺族の方々は少なくありません。
日本は、埋葬する際には墓石で行うという事が多いです。
樹木葬だと墓石がないため、お盆のお墓参りの時などに「墓石がないとなんだか物足りない」「墓石を見て色々と思いを巡らせたい」と感じてしまう方もたくさんいます。
このように新しいタイプの埋葬方法である樹木葬をなかなか受け入れられないという状況になってしまうのです。

②決めた後にご本人が後悔する
終活が一般に広く浸透したことがきっかけで樹木葬という形態も多くの人々に知られるようになりました。
最近ではCMやインターネットの広告などでも樹木葬をすすめるところもでてきています。
その影響でこれまでの墓石を使った埋葬の仕方と違うので興味を持つ方もたくさんおり、ご本人から死後は樹木葬で弔ってもらいたいと専門会社と生前契約を結ぶことも多いです。
しかし、後になって「やはり墓石がいい」と後悔して契約をとりやめるというケースもあります。
このように形のある墓石を選びたいと気持ちが変わる方も少なくありません。

③実家や自宅から遠いこともある
樹木葬はどんな霊園や寺院でも行えるというわけではありません。
基本的には、限られた場所で実施されています。
特に、樹木葬を行っている寺院や霊園は山奥や郊外に構えているところもたくさんあるので実家や自宅から場所がかなり遠いケースもあります。
ですから、ご遺族の方お墓参りをする際に何かと不便な思いをすることが多く後悔してしまうこともあります。

④樹木葬で埋葬したことで遺骨を取り出せないこともある
また樹木葬は土の中に埋葬するため、ところによっては他人の遺骨と一緒に埋葬する合祀タイプのものがあります。
これは、個別に管理されていないため後で遺骨を取り出すことは不可能です。
また個々に管理を行う個別タイプであっても遺骨を粉々にしてパウダー状にして散骨されているものもあります。
これだと遺骨の形がなくなってしまっているため取り出すことはできません。
そのため、遺骨のお引越しや分骨などができず悔やんでしまうケースも少なくありません。

⑤シンボルツリーが想像と異なる
樹木葬はシンボルツリーの周りに埋葬を行います。
そして、前もって樹木葬で使用する予定の木の種類をご本人やご家族と一緒に相談して決めることが多いです。
しかし希望する樹木を決めたあとに、実際に樹木葬を行う場所に行くと「なんだか想像と違う」と戸惑ってしまうこともあります。
例えば、明るい色の樹木を選んだはずだったのに実際は暗かったり、背丈の高い樹木を選んだのに小さかったり様々です。
また、樹木の品種や種類によっては周りの自然とあまり合っておらず馴染んでいなかったり色あせていたりするケースも少なくありません。
このようなミスマッチが起きてしまうため、後悔してしまうのです。

 

後悔しないようにするための対処法とは?

後悔するパターンで多いものは「ご本人とご家族の思いのすれ違い」や「よく考えずに決めたことによるミスマッチ」などが挙げられます。
ですから後悔しないようにするために一番大切なことは樹木葬に関してご本人とご家族がよく話し合って納得した上で決めるようにしましょう。
しかしお墓のことというのはかなりデリケートな問題でなかなか相談しづらいです。
ですが上手に時間を見つけてきちんと相談をすると後悔する可能性が低くなるだけでなく、予期せぬトラブルに巻き込まれずに済むので必ず行いましょう。